3年生になった出だしは快調でした。

最初の実力テストで学年約300人中15位くらい。

模試を受けても、東大京大はさすがにD判定とかでしたが、地方旧帝大や早慶はB判定でした。

「まあ、ある程度の大学には行けるだろう」

そう確信していましたね。

そう、までは・・・。

秋風が吹く頃、事態は急変します。

10月頃に最後の河合塾の模試があったんですが、それがどの科目も全く解けなかったのです。

そのときは思いました。

「まあ難易度の高い問題なんだろう。他のみんなもできんはずだ。」

ところが・・・

模試が返ってくると、案の定僕は志望校の大半がD判定E判定だったのですが、

友人たちは軒並み好成績を叩き出していました。

今まで実力テスト等では僕の方が上だったにも関わらずです。

これは一体どういうことだ・・・何かの間違いじゃないか。

動揺が止まりません。

更に追い討ちをかけるように、

その後最後の実力テストで300人中250位くらいに急降下したのでした。

絶望的な気分でした。

ほんの数ヶ月前までは優等生面をしてたのが、約1ヶ月の間に落ちこぼれ。

この落差たるや。

そして、なぜそんなことになってしまったかを考えました。

結論は簡単に出ました。

それは、

暗記数学や参考書学習ばかりして、学校の勉強を疎かにしていたから

です。

暗記数学は、凡人がやると結局解いたことのある問題しか解けないのです。

著者の和田氏は灘中学灘高校の出身で、「考えて解く数学」の訓練を大量に積んでいるため、

1つの問題の解き方を覚えると応用が効くんですね。

マネしちゃいけなかったんです。

そして、参考書学習についても、結局定期テストの度に中断していたため、中途半端な知識しか付かず体系的に学習ができていなかったわけです。

普通に先生たちの考えたカリキュラムに沿って勉強し、真面目に定期テストを受けていれば、着実に力はついていたはずです。

それでも3年生の初めまではなぜ実力テストや模試でいい成績だったかと言うと、

単に周りの人があまり勉強してなかったから

につきます。

部活に熱中したりしてますからね。

部活に対して全くやる気がなく、中途半端な学習法とは言えガリ勉してた分、僕の方がいい成績が取れていたわけです。

それが3年の夏に引退すると、部活に向けていたエネルギーを勉強に向け始める。

そうなると一気に学力が伸びるわけです。

以上のことを悟り、僕は取り返しのつかないことをしてしまった後悔で何も手につかなくなってしまいました。

参考書学習に費やした時間を学校の勉強に当てていれば・・・

あんな本に出会わなければ・・・

部活もダメ、対人関係もダメ、勉強もダメって、俺の3年間はなんだったんだ・・・

そんなことばかりが頭を駆け巡り、情けない話ですが本番の受験が始まってもいないのに未来を悲観し、強烈な鬱状態になっていました。

勿論そんな状態で受験が成功するはずがありません。

受けた大学は全て不合格。

極めて絶望的な状態で僕の高校時代は終わり、

見事浪人が決定しました。