ドロップアウトした偏差値エリートは幸せになれるのか?

大阪大学・大学院を卒業後、大手機械メーカーに就職するもメンタル不調を発症し2年でニートに。その後紆余曲折を経て現在に至る。 子どもの頃から賢い賢いと褒められて育って肥大化した自尊心と裏腹に、立身出世は絶望的という現実。正直、生きづらい。 そんな奴がこれから人並みに幸せになるにはどうするか考え、実践していく試みです。

デビューするという思いを胸に、高校生活の準備を始めた僕。

まずは形からということで、コンタクトレンズを購入し、更にはヘアワックスを使うことにしました。

すると、びっくりしました。

というのも、

少なくとも鏡に映る僕はブサイクではなかったからです。

無論イケメンではありませんが、顔面偏差値で言えば50はクリアしていました。

それまで15年間、僕は自分のルックスにかなりコンプレックスがありましたが、

その大半はダサい髪型とダサいメガネのせいであることにようやく気づいたのでした。

ということで、そこそこ自信を持って高校生活が始まります。

スタートは順調でした。

クラスのちょっとヤンキーっぽい奴と話すようになったのを皮切りに、女子から早い段階でメルアド(当時はLINEとかないですからねw)を聞かれるなど、

明確に中学時代とは違う自分がいました。

それもほんの僅かな期間。

見た目が改善されても、中身はただの陰キャなので、結局人とうまく話せず、そんな自分に嫌悪感を覚える日々でした。

更に、その自己嫌悪に拍車をかける要因が加わります。

それが、

部活


です。

塾を辞め、独学で勉強に励む僕でしたがやはり上手くはいかなかったです。

微妙に成績も下がり始めます。

とは言え、志望校には十分合格できるラインは維持しており、自他ともに合格を疑いませんでした。

そして受験本番。

国語、数学、社会は順調にこなしたものの、

理科で問題が発生します。

理科は苦手ではなかったのですが、今まで解いたことのない問題が大問で出題され、

思いっきりコケました。

英語は持ち直し、試験終了。

その後、一緒に同じ塾に通っていた仲の良い友人(鼻かむのをイジられてるのを忠告してくれた友人とは別人です)に恐る恐る聞いてみました。

「なあ、理科のあの問題見たことなくね?」

すると、こう返ってきました。

「塾のテキストでやった」

あああああああああああああああああああああ


僕をまたしても後悔の嵐が襲います。

どうして塾を辞めてしまったんだ。

なんで鼻をかんでしまったんだ。

そもそもなんで俺は鼻炎なんだ。

みんな俺は合格すると思ってるのに、落ちたらどう対応しよう。

そんなことばかり頭を駆け巡り、合格発表まで気が気じゃなかったですね。

ま、結果は合格だったんですが。

どうも取り越し苦労が多いんですよね。

それも僕の悪いところです。

そういうことで、なんとか志望校に合格した僕は、あることを思い出します。

「あ、俺高校デビューするんだった」

地元の進学塾に入塾した僕。

塾の授業は面白かったです。

当初は夏期講習だけにするつもりでしたが、秋以降も通うことにしました。

しかし、上機嫌で塾に通えたのはわずか数週間でした。

ある日、事件が起きます。

いつも通り授業を受け、廊下を歩いていると、

同じ中学で、長いことその塾に通っている友人にこう言われたのです。

「お前、鼻かみまくってることめっちゃ噂されてんぞ。」

頭が真っ白になりました。

僕は生まれつきアレルギー性鼻炎で、まあ四六時中鼻水が止まらなかったのです。
(今は少しマシになりました)

だから当然のように鼻をかみまくっていたのですが、それが大多数の人に不快を与える行為とは知りませんでした。

しかし、万事休す。

恐る恐る教室に戻ると、みんながヒソヒソ話をしているように聞こえます。

隣の席の奴が物凄く嫌そうな顔をしているように見えます。

僕は猛烈な後悔に襲われ、それ以来授業の内容が全く頭に入ってこなくなってしまいました。

何が嫌かって、その塾のクラスにいる奴の大半が僕と志望校同じなわけですからね。

下手すれば高校に行っても

「あいつはめっちや鼻かむ奴(笑)」

と後ろ指を差されかねないわけです。

結局この頃から常に心ここにあらずで落ち込むようになり、結局塾は辞めてしまいました。

ネタバレをすると、この後僕は2度精神科医に鬱状態と診断されるわけですが、

今思えばこれが始まりだったかもしれません。

こうして僕の人生は暗転が始まりつつ、

人生の一大事イベントである高校入試へ向かっていきます。

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